ドローン登録はマイナポータルが最適!やり方と進まない時の対処法【完全版】

ドローン登録はマイナポータルが最適!やり方と進まない時の対処法【完全版】

こんにちは。ドローン専門の行政書士の宮崎です。

航空法により、重量100g以上のドローンを屋外で飛行させるには、事前の機体登録が義務付けられています

ドローンの機体登録をこれから行う方に向けて、国土交通省のシステム「DIPS2.0」での手順を解説します。

手続きをスムーズに進めたい方にとって、マイナンバーカードとマイナポータルを活用した本人確認は非常に有効な選択肢です。

ここではマイナポータルを利用する具体的な手順や、メリットを解説。さらに、躓きやすいトラブルの対処法やよくある疑問についても取り上げます。

ドローン専門家
ドローン専門家

本記事を読むことで、機体登録の手続きをスムーズに進められるようになりますよ。

ドローン機体登録にマイナポータルを使う3つのメリット

「MERIT」と印字された木のブロック

DIPS2.0で機体登録を行う際、マイナポータルを利用した公的個人認証を選ぶことには大きなメリットがあります。

  • 機体登録の手数料がもっとも安く抑えられる
  • 審査から登録完了までの日数がもっとも短い
  • 面倒な書類提出や撮影作業を省略できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

① 機体登録費用(手数料)が最安の900円になる

マイナンバーカードを利用してオンライン申請を行うと、1機目あたりの登録手数料が900円になります。

複数機を同時に申請する場合は、2機目以降の費用が1機あたり890円に割引されます。これは運転免許証などを用いた手続きと比較して、費用負担の軽減につながります。

② 審査スピードが最速(最短即日〜数日)

公的個人認証サービスを通じて身元確認が自動処理されるため、行政側の審査コストと時間が大幅に削減されます。

行政機関での審査は1〜5開庁日が目安ですが、最短で即日に登録を終えることも可能です。

飛行予定日が迫っている方に適した申請方法といえます。

関連記事
≫ ドローン登録が間に合わない時のNG行動と適法に飛ばす代替案|行政書士が回答

③ 書類の郵送や顔写真撮影の手間が省ける

運転免許証やパスポートを使用する場合は、スマートフォンで顔写真や身分証を撮影する手順が必要です。

郵送申請の場合は書類の準備と発送に手間がかかります。

マイナポータルを利用すれば、ICチップを読み取るだけで本人確認が完了するため、申請の負担が大きく軽減されます。

宮崎のひと言アドバイス

現場では、書類の郵送不備や写真の撮影不鮮明で審査が差し戻されるケースを見かけます。

デジタルで手続きが完結するマイナポータルであれば、こうした人為的なミスやタイムロスを未然に防げます。

【料金比較表】マイナンバーカード vs その他の本人確認

ドローン機体登録:料金・所有日数 比較ガイド

本人確認の手法によって、かかる手数料と審査にかかる日数は大きく異なります。以下の表にそれぞれの違いをまとめました。

申請方法本人確認手段手数料(1機目)手数料(2機目以降)審査日数の目安
オンライン申請マイナンバーカード/gBizID900円890円1開庁日程度
オンライン申請運転免許証・パスポート等1,450円1,050円5開庁日程度
オンライン申請書類の郵送1,450円1,050円1週間〜4週間程度
書面申請書類の郵送2,400円2,000円1週間〜4週間程度

※ 表の数値は国土交通省の公式資料に基づくものです。

※ 法人の場合は「gBizIDプライム」を利用することで、マイナンバーカードと同額(900円/890円)が適用されます。

※ 2機目以降の割引料金は、1回の申請で複数機をまとめて同時に登録する場合に限られます。(日を分けて申請した場合は毎回1機目の料金となります。)

宮崎のひと言アドバイス

マイナンバーカードによる申請と書面申請とでは、1機あたり最大1,500円の差額が生じます。数台のドローンを所有する方であれば、この費用差はさらに大きくなります。

※ 書面での機体登録申請に関しては「ドローン登録申請を書面・郵送で行う4ステップと3つの注意点」で取り上げています。

国土交通省DIPS2.0でのドローン登録のやり方(マイナポータル編)

DIPS2.0トップページ

マイナポータルを利用した機体登録は、いくつかのステップに分かれています。事前準備から飛行可能になるまでの具体的な手順と、つまずきやすいポイントを詳しく解説します。

① 事前準備:必要なアプリと3つの暗証番号

手続きをスムーズに進めるため、以下の準備を整えておきましょう。

  • NFC対応スマートフォン、またはPCとICカードリーダー
  • スマートフォンへの「マイナポータルAP」アプリのインストール
  • マイナンバーカード本体

また、マイナンバーカードの読み取りには、市役所等で設定した以下の3つの暗証番号が必要になります。

  • 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
  • 利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
  • 署名用電子証明書暗証番号(英数字6〜16桁)

② アカウント作成〜本人確認

事前の準備ができたら、国土交通省のシステムで手続きを開始します。

  1. DIPS2.0のサイトでアカウントを作成し、ログインする
  2. 「無人航空機の登録申請へ」から「新規登録」を選択する
  3. 本人確認方法の選択画面で「マイナンバーカード」を選ぶ
  4. PC画面に表示された2次元バーコードを、スマートフォンのマイナポータルAPで読み取る
  5. 画面の指示に従い、数字4桁と英数字6〜16桁の暗証番号をそれぞれ入力する
  6. スマートフォンの背面にマイナンバーカードを密着させて読み取る

宮崎のひと言アドバイス

数字4桁の暗証番号は3回、英数字の暗証番号は5回間違えるとロックがかかります。

ロックされると役所の窓口で解除手続きが必要になるため、慎重に入力してください。

③ 機体情報の入力:製造番号とリモートIDに注意

本人確認が終わると、マイナポータルから氏名や住所が自動入力されます。内容を確認し、次にドローンの機体情報を入力します。

入力項目意点・確認方法
製造者名・型式名プルダウンから選びます。一覧にない場合は「自作した機体・その他」を選択します。
製造番号機体本体の側面や底面、またはメーカーのアプリ内で確認して正確に入力します。
リモートIDの有無内蔵型か外付型かを選択します。外付型の場合は機器の製造者名や型式、製造番号も必要です。

④ 申請の送信と到達確認(メール認証)

所有者と使用者が同じであるかを選択し、入力内容を確認して申請を送信します。ここで画面を閉じてしまうと手続きが完了しません。

送信後、登録したメールアドレス宛に「到達確認メール」が届きます。メール内のURLをクリックすると、正式に航空局への申請が完了します。

⑤ 手数料の納付

航空局での審査が完了すると、手数料納付の通知メールが届きます。

通知のURLからDIPS2.0にアクセスし、クレジットカードまたはPay-easyで納付します。

マイナンバーカードで申請した場合、納付額は900円です。

⑥ 登録記号の表示とリモートIDの書き込み

納付が完了すると、「JU」から始まる12桁(JU+10桁の英数字)の登録記号が発行されます。

テプラや油性ペンなどを使って、機体の見やすい位置にこの登録記号を表示します。あわせて、スマートフォン用の「DIPS APP」などのアプリを使用し、機体にリモートID情報を書き込みます。

宮崎のひと言アドバイス

25kg未満のドローンの場合、登録記号の文字の高さは3mm以上と定められています。見えにくい場所に書いたり、小さすぎたりすると規定違反になるため注意しましょう。

トラブル解決|DIPSで機体登録できない・システムが進まない時の対処法

DIPS2.0を利用するなかで、システムのエラーや手続きの停滞に直面することがあります。

よくある原因と解決策を整理しました。

マイナポータルアプリに遷移しない・読み込みから進まない場合

DIPS2.0は、60分以上操作を行わないとセッションが切れて、やり直しになる仕様です。

またスマートフォンで、手続き中に別のアプリを約10秒以上開くと、ブラウザの仕様によって申請が失敗する場合があります。

通知メールから素早く確認するか、パソコンでの申請に切り替えてみてください。

マイナンバーカードがうまく読み取れない場合

スマートフォンのNFC読み取り領域に、カードが正しく密着していないことが主な原因です。

端末の背面カバーや分厚いケースをつけていると、干渉する場合があります。カバーを外し、スマートフォンの中央または上部の適切な位置にカードを長めに当ててみてください。

クレジットカード決済でエラーになる場合

DIPS2.0_クレジットカード決済エラー対処法

DIPS2.0の手数料決済では、国際安全基準である3Dセキュア2.0の本人認証が必須となっています。

カード会社側で3Dセキュアの登録が未完了であったり、自動不正検知システムによってブロックされたりする事例が多発しています。

  • カード会社の会員サイトで3Dセキュアの設定を確認する
  • カード会社のサポート窓口に連絡してセキュリティ制限を解除してもらう
  • 急ぎの場合はクレジットカードを諦め、Pay-easy決済に変更する

宮崎のひと言アドバイス

決済エラーでつまずく方が少なくありません。

カード会社への確認は時間がかかる場合があります。よって、ネットバンキングを使ったPay-easy決済に切り替えるのがもっとも早くて確実な解決策です。

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ドローン登録に関するよくある質問(FAQ)

ドローンとQ&Aの文字

機体登録に関して多い疑問に回答します。

Q. マイナンバーカードがなくてもドローン登録は可能?

はい、マイナンバーカードがなくても登録は完全に可能です。

運転免許証やパスポートを利用した本人確認の手法が用意されています。ただし登録手数料が1機あたり1,450円に上がり、審査にかかる日数も長くなる点には注意してください。

Q. ドローンの登録更新の手続きと費用はどうなる?

機体登録の有効期間は3年間です。有効期間満了日の1ヶ月前から、DIPS2.0上で更新の申請が可能になります。

更新にかかる費用は新規登録時と同額であり、マイナポータルを利用して手続きをすれば1機あたり900円となります。

Q.法人でドローンを登録する場合もマイナポータルを使う?

法人の場合はマイナポータルではなく、デジタル庁が提供するgBizIDプライムアカウントを使用します。

gBizIDプライムを利用すれば、個人のマイナポータル申請と同様に1機あたり900円の手数料で迅速な登録が可能です。

※ 法人の機体登録に関する詳細は、「【法人向け】ドローン機体登録の手順を解説|gBizIDの活用法と個人名義との違い」で取り上げています。

宮崎のひと言アドバイス

法人の場合、gBizIDプライムの新規取得自体に2〜3週間ほどの時間がかかります。

業務でドローンを使用する予定がある企業様は、機体を購入する前からアカウントの準備を進めておきましょう。

まとめ

飛行するドローンと「まとめ」の文字

DIPS2.0でのドローン機体登録において、マイナポータルを利用した方法はもっとも推奨される手続きです。

900円という一番安い手数料で登録できるだけでなく、審査期間の短縮や書類提出の省略など、手続き全体の負担を最小限に抑えられます。

事前のアプリ導入や暗証番号の確認など、多少の準備は必要です。しかし3年後の更新時にもこのデジタル認証基盤は役立ちます。

本記事の手順や解決策を参考に、ドローンの機体登録をスムーズに進めてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。ドローン専門行政書士の宮崎がお伝えしました。

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